GX志向型住宅はいいのか?

こんにちは。starhomeの野上です。

GX志向型住宅は、環境負荷の軽減と快適な暮らしを両立する持続可能な住宅モデルです。再生可能エネルギーの活用や高断熱・高気密設計を取り入れ、エネルギー効率の向上を図ることで、経済性と環境配慮を両立します。さらに、「子育てグリーン住宅支援事業」などの補助金制度を活用することで、初期費用の負担軽減や長期的なコスト削減が可能です。

 

GX志向型住宅とは?

GX志向型住宅は、「グリーントランスフォーメーション」の理念を取り入れた住宅のことです。この住宅モデルは、環境負荷を最小限に抑えながら、持続可能で快適な生活環境を提供することを目指しています。特に再生可能エネルギーの活用や高い省エネ性能を実現する設計が特徴です。また、GX志向型住宅は、脱炭素社会の実現に向けた温室効果ガスの削減に寄与するだけではありません。省エネ性能が高い住宅に住むことで、エネルギー価格高騰にも不安が減るなどの経済的なメリットももたらします。

  • 断熱性能の向上(断熱等性能等級6以上)
  • 再生可能エネルギーの積極的な活用(太陽光発電、蓄電池の設置)
  • 高度なエネルギーマネジメント(HEMSの導入)

GX志向型住宅の特徴

1,再生可能エネルギーの活用(太陽光発電、蓄電池システムなど)

GX志向型住宅は、使用するエネルギーの自給自足を可能にするために、再生可能エネルギー活用する住まいです。そのため、太陽光発電と蓄電池システムなどの導入が推奨されています。太陽光発電システムは、屋根に設置されたソーラーパネルで太陽光エネルギーを電力に変換。これにより、日中に家庭内で使用する電力をまかなうだけでなく、余剰電力を電力会社に売電することも可能です。また、HEMSの設置で発電量や消費電力量が視覚的に認知できるようになり、省エネ意識が高まるきっかけにもつながるようです。さらに、蓄電池システムを組み合わせることにより、発電した電力を効率的に蓄え、夜間や停電時にも使用できるようになります。電力の安定供給が可能になるので、災害時の備えとしても有効です。再生可能エネルギーの利用は、CO2排出量の削減にもつながります。

 

2,高断熱・高気密構造によるエネルギー効率向上

GX志向型住宅の特徴の一つである高断熱・高気密構造は、住宅全体のエネルギー効率の向上にもつながります。高断熱構造では、壁や天井、基礎に高性能断熱材を使用。外気温の影響を最小限に抑えることで、室内温度を一定に保ち、ヒートショックなどのリスクを低減させます。また、高気密構造により、住宅内部と外部の空気の出入りを制限し、エネルギーロスを抑制。これにより、冷暖房の効率が向上し、光熱費の削減にもつながるでしょう。さらに、高断熱・高気密性能を持つ住宅は、結露やそれに伴うカビの発生を防ぐため、建物の耐久性を高め、健康的な室内環境を実現します。この技術は、快適性と省エネ性の両立を可能にする重要な要素です。

3IoTを活用したスマートホーム機能

GX志向型住宅では、IoT技術を活用したスマートホーム機能を活用することで、さらに住宅性能や生活環境の向上を目指せます。この技術により、住宅内の各種設備やデバイスがインターネットを介して連携され、住まいの利便性やエネルギー効率が大幅に向上。たとえば、スマートフォンなどを使って照明、エアコン、カーテンなどを遠隔操作できるため、外出先からでも快適な室内環境を整えることが可能です。また、センサー技術を活用して、室温や湿度を自動で調整する機能や、電力使用量をリアルタイムでモニタリングし、無駄なエネルギー消費を防ぎます。さらに、セキュリティ面でもメリットが。玄関や窓の施錠状態を確認したり、防犯カメラ映像を外部からチェックしたりすることで、安全性や安心感が向上します。このようなスマートホーム機能は、エネルギー管理の効率化だけでなく、生活の快適性や安全性を高める点でも、GX志向型住宅を検討する際意識したいことです。

 

GX志向型住宅の基準

GX志向型住宅は、環境性能とエネルギー効率の向上に重点を置いた基準を持っています。その基準の目的は、主に省エネルギー、環境負荷の低減です。具体的な基準として、まず、断熱等性能等級「6以上」(6地域の場合はUA0.46以下)であること。次に、再生可能エネルギーの効果を含めずに、一次エネルギー消費量を省エネ基準より35%以上削減にする。最後に、再生可能エネルギーの効果を含めた一次エネルギー消費量の削減率を100%以上(寒冷地等に限っては75%以上)にすることです。省エネルギー性能として、断熱性や気密性を高めた設計が求められます。加えて、太陽光発電システムや蓄電池など、再生可能エネルギーの利用が推奨され、エネルギーの自給自足を実現。さらに、スマートホーム機能を採用し、IoT技術を活かしたエネルギー管理で、リアルタイムでのエネルギー使用量の最適化につながります。

  • 断熱等性能等級6以上(UA46 W/(㎡・K)以下)
  • 再生可能エネルギーを除く一次エネルギー消費量35%以上削減
  • 再生可能エネルギーを含む一次エネルギー消費量100%以上削減
  • 高度エネルギーマネジメント(HEMS)の導入

 

ZEH住宅の基準

ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)は、住まいのエネルギー効率を最大限に高め、再生可能エネルギーを利用することでエネルギー収支をゼロにする住宅です。具体的な基準として、まず強化外皮の性能基準があり、断熱等性能等級5以上を満たすことが求められます。断熱等性能等級5は、建物の外皮(屋根、壁、床、窓など)の断熱性能が省エネ基準よりは高く、冷暖房時のエネルギーロスを大幅に抑えることが可能です。また、ZEH住宅では一次エネルギーの消費される量を省エネ基準より20%以上削減することも基準となっています。そのためには、省エネルギー性能に優れた設備(高効率エアコン、LED照明、エコキュートなど)の導入や、建物の設計の工夫が必要です。これにより、使用するエネルギーを減らしながら快適な住環境を維持できるでしょう。さらに、再生可能エネルギーとして太陽光発電システムを導入し、家庭内で必要なエネルギーを家庭内で補います。

 

GX志向型住宅のメリットとデメリット

メリット

GX志向型住宅のメリットは、環境への負荷を減らし、持続可能な社会の実現に貢献できる点です。GX志向型住宅は省エネルギー性能に優れ、エネルギー消費を抑えることで光熱費を削減でき、長期にわたって経済的なメリットが。さらに、再生可能エネルギーを導入することにより、家庭のエネルギー自給率を高め、環境に優しい生活が可能になります。住み心地が良く、長期間快適に暮らせる家づくりを目指せるでしょう。これにより、家族全員が健康的で安心して過ごせる環境が整えられ、将来的な資産価値向上にも期待ができます。

  • 最大160万円の補助金を活用できる可能性
  • 光熱費を削減できる
  • 環境にやさしい
  • 健康的に暮らせる
  • 災害に強い家になる
  • 将来的な資産価値の向上

 

デメリット

GX志向型住宅には一部デメリットも。まず、初期投資が高くなりやすい傾向があることです。省エネルギー設備や再生可能エネルギー設備を導入するための費用は、通常の住宅よりも多くかかる場合があり、負担に感じることがあります。しかし、補助金を受けることで負担を減らせそうです。また、省エネ設備のメンテナンスコストも意識する必要があります。各設備の耐用年数から逆算して予算計画をしておくと安心です。さらに、災害危険区域など土地の場所によっては、対象とならない場合があるので注意が必要。GX志向型住宅の建築時は、住宅の立地や構造などの要件も考慮し、対応できる専門会社に相談しながら進めていきましょう。

  • 初期コストがかかりやすい
  • 太陽光パネルの設置が必要になるケースが多い
  • 住宅の立地によっては対象とならない場合もある
  • 設計・施工の難易度が高い

 

GX志向型住宅の建築を検討する際のポイント

GX志向型住宅を建築する場合、施工経験が豊富なハウスメーカーや工務店を選ぶことが重要です。GX住宅は高断熱・高気密設計や再生可能エネルギー設備の導入が必要となるため、従来の住宅とは異なる専門知識が求められます。

施工会社を選ぶ際のポイントとして、

  • GX住宅の施工実績が豊富か(過去の事例を確認)
  • ZEHや長期優良住宅の基準に対応しているか
  • 補助金制度に詳しく、申請サポートを行っているか

 

まとめ

GX志向型住宅は、環境負荷を減らし、持続可能な社会の実現を目指すための新たな選択肢です。省エネルギー性能に優れた家や再生可能エネルギーの活用などにより、経済的かつ快適な暮らしができます。スターホームでは、GX志向型住宅はもちろんデザイン性と機能性を両立させた家づくりをご提案しています。高性能な住宅の建築をお考えの方は、是非、スターホームへご相談ください。

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