「ローコスト住宅」はいいのか?

こんにちは。starhomeの野上です。

「マイホームの建築費用を抑えたい」と考える方は、ローコストメーカーを選択肢に入れて家づくりを進めますよね。ローコスト住宅にはさまざまなメリットがあります。しかし、費用が安いことによるデメリットもあることは確かです。ローコストメーカーと言っても会社によって考え方は様々なので、メーカー選びをするときは会社の特徴や建物の内容などをしっかりと見極めなければなりません。

 

ローコスト住宅を建てるメリット

メリット① 返済に余裕ができる

ローコスト住宅は、建築費用が抑えられるため住宅ローンの返済額を抑えることができます。そのため、教育費や老後のために計画的に貯蓄でき、マイホームのメンテナンス費などをまかなうことが可能です。また、家族でディナーや旅行に行く費用などに充てることもできるでしょう。マイホーム建築にかける費用を少なくすることで、他のことへお金を使える点がローコスト住宅の最大のメリットです。

メリット② 借入額を減らせるため住宅ローンの借入がしやすい

マイホームの建築費を抑えることができれば、自ずと住宅ローンの借入額も少なくなりますよね。そのため、人によっては住宅ローンの借入が有利になることがあります。

例えば、勤続年数が短かったり年収が基準に達していないと、住宅ローンの借入額が少なくなってしまうことがあります。そのため、大手ハウスメーカーなどの建築費用では住宅ローンの借入額が届かず、家を建てられないというケースも少なくありません。しかし、ローコストメーカーなら、自分の借入可能額の中で家を建てられる可能性が高まります。

メリット③ 商品が規格化されている場合は打合せが負担にならない

ローコスト住宅の中には、間取りや仕様などがある程度限定されている規格住宅もあります。規格住宅は完全自由設計と異なり、限られた選択肢の中から自分が気に入ったものを選ぶという打合せ内容です。細部にまでこだわってマイホームを建てたい方には不向きですが、間取りや仕様に強いこだわりがない方にはおすすめでしょう。

規格住宅は選択肢が限られているため、打合せの時間や回数が少なくて済みます。仕事や趣味、子育てなどが忙しくて中々時間が取れない方や、遠方から来る方でも打合せが負担に感じにくいです。また、スムーズに打合せが完了するため、マイホーム契約から着工までの期間を短くすることもできます。急いで入居したい方にとっても大きなメリットです。

 

ローコスト住宅を建てるデメリット

ローコスト住宅を建てる際のデメリットを紹介します。ただし、すべてのローコストメーカーに当てはまる訳ではない点は、ご了承いただけますと幸いです。

デメリット① 間取りや設備などの自由度が低いケースがある

ローコストメーカーの中には、間取りや設備の自由度が低いケースがあります。採用したい間取りがあっても不可能と言われてしまったり、選べる設備メーカーが少なかったりする事例です。自由設計と謳っているローコストメーカーでも、実際にはさまざまな制限があることも。早めの段階で自分達の要望を伝え、実現可能かどうかを確認しましょう。

デメリット② 耐震・断熱性能などに満足できないことも

ローコスト住宅は耐震性や断熱性が不安という方も多いのではないでしょうか。耐震性が低い家だと、家族の安全が守れるか不安になりますよね。また、断熱性や気密性が低いと室内の快適性が落ちたり、冷暖房費がかかる家になってしまいます。

確かにローコスト住宅は、大手ハウスメーカーの家などと比べるとシンプルな構造の家や、断熱性能の低い断熱材やサッシを使っているケースもあります。しかし、すべてのローコストメーカーがそうとは限りません。中には、高い施工性で地震に強い家を建てていたり、ハイスペックではなくても地域に合った断熱材を選んでいたりする会社もあります。

ローコストメーカーで建築するときは、施主側がしっかりと性能や技術力を見極めることが、より大切になってきます。各住宅会社の話を聞いて、納得できるローコストメーカーを探してみてくださいね。

デメリット③ メンテナンス費がかかりやすい建材が使われている可能性がある

ローコストメーカーの中には、メンテナンス費がかかる建材が標準仕様になっているケースもあります。なぜなら、頻繁にメンテナンスがかかる建材は費用が安いためです。特に、外壁や屋根などはメンテナンス性の高さによって、大きく価格帯が異なります。

頻繁にメンテナンスがかかる外壁や屋根を選ぶなら、メンテナンス費用を計画的に貯蓄できるかを考えることが大切です。建築時に費用の高い外壁や屋根を選んでグレードアップした方が、30年間のトータルで見たときにお得になるケースもあります。せっかく建築費用を抑えることができても、メンテナンス費用がそれ以上にかかっていては意味がありませんからね。

将来建て替えや住み替えを考えているなら、メンテナンス性は重要視しなくてもいいかもしれません。しかし、30年以上住み続けたいと考えているならメンテナンスについてもしっかり考慮して、採用する住宅会社を選びましょう。

デメリット④ 標準仕様のグレードが低いとオプション費用が高くなる

ローコスト住宅は標準仕様のグレードが低いケースもあります。そのため、どんどんグレードアップをしたら、結果的にオプション費用がかなり高くなってしまったというケースも少なくありません。坪単価が10万円高かったハウスメーカーと、最終的には同じ金額なってしまったということもあり得るでしょう。契約前に標準仕様のグレードをしっかりと確認し、追加費用の予算取りをしておくことが大切です。

 

選んではいけないローコストメーカーの特徴とは?

1,目に見える坪単価は安いが内容がイマイチわからない

ローコストメーカーのチラシは、安い坪単価が大きく書かれていることが多いですよね。しかし、実際に書かれている坪単価で家が建てられるとは限りません。チラシをよく見てみると小さな文字で「○○工事は坪単価に含みません」というような内容が書かれていることがあります。また、打合せのときも細かな工事金額や内容を記載しないローコストメーカーもあります。標準仕様の細かな内容が分かりにくいこともあるでしょう。

このような場合、実際の建築費用が不明確なまま打合せがすすんでしまい、契約後に金額が上がる危険性があります。また、思っていた工事内容や仕様と異なり、契約後にトラブルにつながる可能性も。金額や内容を曖昧にするような、ローコストメーカーは避けましょう。

2,費用を抑えるための提案ばかりしてくる

ローコストメーカーは、安さをウリにしているケースが多いです。そのため、他のハウスメーカーと比較するときに、価格差ばかりをアピールされることがあります。さらに安くなるための方法を提案するケースもあるでしょう。

しかし、このようなハウスメーカーで家を建てて本当に後悔しないでしょうか。マイホームは家族の安全を守り、充実な暮らしを送るための大切な存在ですよね。ローコスト住宅が安いとは言っても数千万円を支払うことには違いありません。

ローコストメーカーの中にも、断熱性に力を入れていたり身体に優しい自然素材を取り入れていたりと、さまざまなこだわりを持っている会社はあります。ローコストメーカーを選ぶなら、自社のこだわりや家づくりの想いをしっかりと伝えてくれるような会社を選ぶことをおすすめします。

 

低価格の理由が明確にわかるローコストメーカーを選ぼう

ローコストメーカーは低価格で注文住宅を建てることができるため、たくさんのメリットがあります。住宅ローンの返済額を抑えつつ、自分がこだわりたい箇所だけにお金をかけられたら、納得の行くマイホームが建てられそうですよね。

満足の行くローコスト住宅を建てるなら、住宅会社選びがとても大切なポイントになってきます。価格や建物の内容を明確に説明してくれるローコストメーカーを選び、納得できるまで打合せをしてください。また、安さ以外にも目を向けて、家づくりに対するこだわりや想いに共感できる会社を選ぶことで、満足度は大きく変わるはずです。信頼できるローコストメーカーに家づくりをお願いし、こだわりのマイホームを建ててくださいね。

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