高気密高断熱の住宅は快適なの?

こんにちは。starhomeの野上です。

高気密高断熱の住宅は、どのくらい快適なのでしょう。高気密高断熱の住宅を建てるなら、メリットだけでなく、デメリットや注意点などを把握しておくことが大切です。

この記事では、高気密高断熱の住宅を検討されている方に向けて、特徴やメリット・デメリットを詳しく解説します。注意点も解説するので、住宅の購入を検討する際の参考にしてください。

 

高気密高断熱の住宅とは?

 高気密住宅の特徴

高気密住宅とは、壁の内側や床下などに、断熱材や防湿シート、気密テープなどを使用した住宅を指します。主な特徴は、住宅内の隙間がしっかりと埋められているため、外気が入りにくい点です。気密性が高いことから、暖房などであたためられた空気を室内に留め、冷たい外気をシャットアウトできます。

高断熱住宅の特徴

高断熱住宅とは、外壁と床下、天井裏などに断熱材を詰めて、断熱効果を高めた住宅を指します。断熱性が高い住宅には、外気温による影響を受けにくいという特徴があります。

高気密と高断熱を組み合わせることでエネルギー使用量を抑えながら、夏涼しく、冬暖かい室内環境を実現できます。

 

高気密高断熱のメリット

 光熱費を節約できる

高気密高断熱の住宅の室温は、外気温の影響を受けにくいため、夏は涼しく冬はあたたかく過ごせます。また、室内の空気が漏れにくいことから、エアコンなどの空調機器を効率よく利用できます。温度設定を頻繁に変えなくても一定の室内温度を保てるため、光熱費の節約も可能です。室内だけでなく、廊下との温度差をなくせます。

 

ヒートショックのリスクを軽減できる

住宅内で温度差が生じにくいため、ヒートショックの防止にも有効です。ヒートショックとは、急激な温度変化によって血圧が急降下したり急上昇したりすることです。冬場はとくにヒートショックのリスクが高まります。高気密高断熱の住宅であれば、住宅内のどの場所でも一定の温度を保てるため、ヒートショックのリスクを軽減できます。

 

家が長持ちする

湿度が一定に保たれることで結露が発生しにくくなるため、家が長持ちしやすいといったメリットがあります。結露は、カビの発生や建物の劣化などの原因になります。しかし、断熱性や気密性が高く、十分な換気ができている住宅であれば、結露やカビの発生を防ぐことが可能です。

 

洗濯物が乾きやすい

断熱性や気密性が高い住宅は、外気温だけでなく湿度も遮断してくれます。梅雨の時期や雨の日でも住宅内は乾燥しているため、室内干しで洗濯物を乾かせます。エアコンや空調などを使用すれば自然な空気の流れをつくれるため、生乾きなどの心配がありません。また、洗濯物に花粉や黄砂などの付着を避けたい場合にも効果的です。

 

防音効果がある

高気密高断熱の住宅は、外壁が屋外の騒音を遮断してくれる、断熱材が室内の音が屋外に漏れるのを防ぐといった効果があります。そのため、夜泣きする赤ちゃんがいるファミリー層やペットと暮らしている人にもおすすめです。近所に子供の声やペットの鳴き声で迷惑をかける心配がなくなります。

 

高気密高断熱のデメリット

 建築費用が高くなる

断熱性や気密性を高めるには、専用の資材や工事が必要になります。そのため、一般的な住宅よりも建築費用が高くなる傾向にあります。これらの費用は、ハウスメーカーなどによって異なるため、事前に見積りなどで確認しておきましょう。建築費用は高くなるものの、長期的な視点を考慮すれば、光熱費を安くおさえることが可能です。

 

室内の空気が乾燥しやすい

雨の日でも洗濯物が乾きやすいといったメリットがある反面、室内の空気が乾燥しやすいといったデメリットもあります。乾燥肌やドライアイの人は、乾燥対策に加湿器などが必要になる場合もあります。洗濯物を室内に干せば室内の湿度が上がるので、乾燥対策としても有効に働くでしょう。

 

内部結露が起こることがある

断熱性や気密性が高い住宅は、十分な換気ができていれば室内の結露の発生をおさえられます。しかし、壁内に少しでも隙間があれば、室内のあたたかい空気が内部に入り込み、温度差が生じます。温度差が生じると内部が結露するリスクが高まります。これを防ぐためにも、気密性を高める工事を、丁寧に施工してくれるハウスメーカーを選びましょう。

 

石油ストーブの使用には向いていない

気密性が高い住宅では、石油ストーブは使えません。石油ストーブを使用すれば、一酸化炭素中毒になるリスクが高まります。どうしても石油ストーブを使用したい場合は、定期的に窓を開けて空気の入れ替えをするなど、こまめな換気が必要です。最低でも1時間に1度は窓を開けて換気を行いましょう。

 

住宅を高断熱にする方法

 

充填断熱工法の特徴

充填断熱とは、建物の内部に断熱層をつくる工法です。外壁と室内の壁との間のほか、天井や床下などに断熱材を詰めて住宅の断熱性を高めます。コストが安くおさえられ、内装工事の際に施工できる点がメリットです。

デメリットは、施工のやり方によっては気密性が低下し、内部結露のリスクが高まる可能性がある点です。

 

外断熱工法の特徴

外断熱とは、住宅を覆うように建物の構造体の外側に断熱層をつくる工法です。充填断熱よりも気密性が高く、構造物が傷みにくいといったメリットがあります。また、壁内に断熱材を詰める必要がないため、内部結露が起こりにくくなります。

 デメリットは、充填断熱に比べてコストが高いことです。また、建物の外側を断熱材で覆う必要があるため、外壁が厚くなり、外壁材は軽量化が必要です。気密性も高くなるため、こまめな換気が必要です。

 

断熱材の種類

断熱材にはさまざまな種類があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。大別すると繊維系と発泡プラスチック系の2種類に分かれます。その他断熱材の形状ごとに分類されることもあります。ここでは、主な繊維系を発砲プラスチック系のメリット・デメリットを紹介します。

 

繊維系の断熱材

繊維系の断熱材には、以下のような種類があります。繊維系の断熱材の特徴としては、細かい繊維状になっている事で、間に空気を含む事で熱を伝わりにくくします。繊維が細かく密度が高いほど、断熱性が高まります。また、繊維系の断熱材のメリットは、低価格であるということが最大のメリットとなるかと思いますが、空気層に水蒸気が入ると性能が落ちるというデメリットもあります。

  • グラスウール(鉱物系)
  • ロックウール(鉱物系)
  • セルロースファイバー(天然素材)
  • 羊毛(天然素材)

グラスウールは、ガラスを高温で溶かし、繊維状にした断熱材です。その為耐火性に優れています。価格が安価なため、広く普及している断熱材です。主に天井、床、壁などに用いられています。吸音性が高く、防音に使用されることもありますが、断熱にも優れています。また、シロアリの被害を受けにくいといった特徴もあります。一方、デメリットは、断熱材の脱落が起こらないよう施工に注意が必要、吸湿しないような措置が必要といった技術面に大きく影響を受けます。ですので、経験豊富で安心して依頼のできる業者選びが重要となります。

 ロックウールは、天然岩石を高温で溶かし、遠心力などで繊維状にした断熱材です。熱に強く燃えにくく、吸音性が高く、シロアリの被害を受けにくいです。またデメリットは、断熱材の脱落が起こらないよう施工に注意が必要、吸湿しないような措置が必要といった技術面となります。

 セルロースファイバーは、天然の木質繊維を綿状にした断熱材です。その為環境にも優しく、木の特性上、吸放湿性があり適度な湿度を保ってくれます。隙間なく施工ができるといったメリットもあります。デメリットに関しては、木質素材の為、水に弱く、施工時に傷を付けない等の細心の注意が必要とされ、専門も業者に依頼をする必要があります。

羊毛は、吸音性能が高く、防音効果や調湿性能にも優れています。また、天然素材100%のため、化学物質が引き起こすシックハウス症候群のリスクがありません。

 

発泡プラスチック系の断熱材

発泡プラスチック系の断熱材には、以下のような種類があります。特長としては、さまざまなプラスチックを発砲させた断熱材です。プラスチックの種類により、熱の伝わりにくさ、耐水性・耐熱性・耐薬品性などに違いがあります。発砲プラスチック系断熱材のメリットは、軽量で水に強いことでしょう。しかし、熱に弱いといったデメリットもあります。

  • ポリスチレンフォーム(石油系)
  • ウレタンフォーム(石油系)
  • フェノールフォーム(石油系)

ポリスチレンフォームは、食品の安全な梱包資材と世界的に認められていて、無味無臭な性質があります。断熱性能が高いうえに、雨に濡れても性能低下などをおこしにくい素材です。デメリットとしては、熱に弱いといった点があります。

 ウレタンフォームは、食器洗いに使うスポンジなどにも使われる素材です。発泡プラスチック系の中において断熱性が非常に高いというメリットがあります。ただ、高額になりやすい傾向があるのと、時間の経過や施工方法により性能の低下が認められるデメリットがあります。

 フェノールフォームは、プラスチックなのに燃えにくい素材です。フェノールフォームは発砲プラスチック系断熱材の中で防火性に優れており、高い断熱性能と経年劣化が少ない断熱材です。ただし、ウレタンフォーム同様、断熱材の中では、他の素材より高額になる傾向があります。やや衝撃吸収に弱く、吸湿性や吸水性に劣ります。

 

高気密高断熱の注意点

 換気システムの導入が必要になる

高気密高断熱の住宅は、屋外からの外気や湿度を遮断できる反面、室内の空気がこもりやすい特徴があります。施工時に使用する資材の化学物質やハウスダストなどが室内に留まりやすくなるため、シックハウス症候群の発症リスクが高くなる可能性があります。

健康面に配慮して生活するには、換気システムの導入や窓を開けるなどの、こまめな換気が必要です。このような理由もあり、2003年以降は24時間換気システムの設置が義務付けられています。

会社選びを重視する

高気密高断熱の性能は、施工会社の技術力の高さや豊富な経験によって左右されます。充填断熱を選択した場合、壁内に少しでも隙間をつくれば内部結露が発生しやすくなり、建物の劣化につながります。信頼できる会社を選ぶためには、以下の3点を考慮しましょう。

  • 施工実績が豊富である
  • 施工技術が高い
  • ZEH(ゼッチ)以上に対応している
  • 気密測定を実施している

ZEHとは、「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」の略です。ZEHは「高断熱に優れ、高効率な設備を導入して、再生可能エネルギーの利用で年間の消費量をゼロになることを目指した住宅」を指します。

 

まとめ

高気密高断熱の住宅は、外気温の影響を受けずに一定の室温を保てるため、夏は涼しく、冬はあたたかく過ごせます。ただし、施工の仕方によっては、内部結露が発生するなどのリスクがあります。安心で快適な住宅を実現するには、施工会社をどう選ぶかが重要です。

 スターホームは、ZEHを超える高気密高断熱の住宅を実現します。また、選りすぐりの国産桧を柱と土台に使い、地震に強いスターハイブリット工法を採用しています。

高気密高断熱の住宅を検討中の人は、ぜひお気軽に「STARHOMEの家」カタログ・資料をご請求ください。

 

長期優良住宅はいいのか?

こんにちは。starhomeの野上です。

長期優良住宅は、安全で快適な家づくりとして注目されています。しかし、メリットだけではなく、デメリットも存在します。

長期優良住宅の認定を受けるメリットとして、住宅ローン減税や金利優遇などの経済的なメリットなどがあります。しかし、建築コストや設計・施工の煩雑さがデメリットとして挙げられます。

 

長期優良住宅はメリットばかり?

長期優良住宅とは

長期優良住宅とは、日本政府が推進する住宅基準のひとつです。省エネルギー性や、耐震性などの高い基準を満たした住宅のことを指します。

具体的には、長期にわたり良好な状態で住み続けられる高性能住宅のことで「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」に基づいて認定された住宅を意味します。

長期優良住宅では、一定面積以上の住戸面積、居住環境への配慮、自然災害への配慮、保全期間など、多岐にわたる項目を果たすことが求められます。

 

長期優良住宅のメリット

1,長期間にわたって安全・快適に暮らせる

長期優良住宅はその名のとおり、長期間にわたって安全で快適な暮らしができる住宅のことです。高い耐震性や防火性能、さらには優れた断熱性によって、地震や火災などの災害から身を守ります。また、快適な室内環境を維持するための換気や断熱材の利用により、エネルギー消費が抑えられ、経済的な面でもメリットがあります。

2,さまざまな減税が受けられる

■住宅ローン控除

まず、住宅ローン控除の最大控除額が増えるメリットがあります。たとえば、長期優良住宅の場合、最大で13年間、年末時点での住宅ローン残高の0.7%が所得税から控除されます。

この措置は、2025年末までに入居した場合に13年間適用されます。また、対象となる住宅ローンの上限は4,500万円です。

■投資型減税

投資型減税は、正式名称を「認定住宅等新築等特別税額控除」といいます。2025年末までに長期優良住宅・認定低炭素住宅・ZEH水準省エネ住宅のいずれかを新築、または建築後未使用の住宅を購入し入居した場合、費用の10%が所得税額から控除されます。

上限額は650万円で、最大で65万円の控除が可能となります。また、控除しきれない金額は翌年分の所得税額からさらに控除される仕組みです。ただし、投資型減税は住宅ローン控除との併用はできません。

■不動産取得税の減税

2026年3月末までに新築された長期優良住宅の場合、不動産取得税の控除額が一般住宅よりも多くなります。一般住宅では控除額が1,200万円までですが、長期優良住宅では1,300万円まで控除が受けられます。

■登録免許税の税率引き下げ

2027年3月末までに長期優良住宅を購入すると、住宅の建築や購入時にかかる登録免許税の税率が引き下げられます。

通常の戸建住宅では、所有権保存登記が0.15%、所有権移転登記が0.3%となります。しかし、戸建の長期優良住宅では、所有権保存登記が0.1%、所有権移転登記が0.2%と優遇されています。これにより、所有権保存登記や所有権移転登記にかかる負担が軽減されます。

■固定資産税の減税期間延長

2026年3月末までに新築された住宅は、固定資産税の減税期間が一般住宅よりも長くなります。通常の一戸建ては3年間、マンションなどは5年間の減税期間ですが、長期優良住宅の場合はそれぞれ5年間と7年間に延長されます。

ただし、一定の条件があり、住宅の面積や居住部分の床面積などが規定を満たしている必要があります。より詳細な条件は、手続きを行う市町村の情報を事前に確認しておきましょう。

■住宅取得等資金贈与の非課税限度額拡大

長期優良住宅には、住宅取得等資金贈与の非課税限度額が拡大されるメリットもあります。住宅取得等資金贈与の非課税特例は、父母や祖父母から贈与される新築住宅、または住宅の増改築を目的とした資金に対し、一定額まで受贈者に贈与税を課さない制度です。

一般住宅が500万円まで非課税であるのに対し、長期優良住宅をはじめとする質の高い住宅は1,000万円までが非課税となります。なお、こちらの制度は2026年末まで適用されます。

■地震保険料の割引が受けられる

長期優良住宅は、地震保険料の優遇措置を受けられます。長期優良住宅が「耐震等級2以上」を満たしていることから、割引の対象となります。 耐震等級2の割引率は30%、耐震等級3(最高等級)であればより高い割引率である50%が適用されます。

■補助金が受けられることがある

2025年度より、子育てグリーン住宅支援事業が始まります。対象となるのは、所定の要件を満たした子育て世代または若者夫婦世代で、1戸あたり40~160万円が補助されます。

■住宅ローン金利が優遇される

長期優良住宅をはじめとした高い省エネ性能・耐震性を持つ住宅を購入するときに利用できる「フラット35S」では、一定期間借入金利が引き下げられます。5年間の金利優遇を受けられます。金利引き下げ率はプランによって異なるため、詳しくはフラット35公式ホームページで確認してみましょう。

3,資産性が高くなる

長期優良住宅を購入することで、将来的な資産価値の向上にもつながります。高品質な住宅は、省エネルギー性や耐震性などの優れた特性を持っているため、建物の価値が長期間にわたって維持されます。

長期にわたって安全で快適な生活を送れるだけでなく、複数世代にわたって居住することも可能です。

 

長期優良住宅のデメリット

1,申請に費用や手間がかかる

長期優良住宅の申請には、一般の住宅よりも一定の費用や手間がかかります。長期優良住宅の申請や審査にかかる費用は、管轄する行政機関によって異なりますが、おおよそ5万~6万円程度が一般的です。

また、申請には建築や設計に関する専門知識が必要ですので、委託するには代行手数料などが発生します。ハウスメーカーや工務店に申請業務を委託する場合が多く、その際の手数料を含めると、合計で20万円~30万円程度かかります。

2,建築コストがかさむ

長期優良住宅を建築する場合、通常の住宅よりも建築コストが高くなることがあります。なぜなら、長期優良住宅の基準を満たすためには、高性能な断熱材や耐震構造などを導入する必要があるためです。また、設計や施工でも専門的な知識や技術が必要となるため、人件費が増加します。

3,建てた後も定期的なメンテナンスが必要になる

長期優良住宅は建てた後も、定期的なメンテナンスが欠かせません。高性能な断熱材や耐震構造を備えていますが、設備や構造物の劣化や破損を防ぐための適切な保守管理が必要です。

長期優良住宅の評価基準にも、適切な維持管理が組み込まれているため、メンテナンスを怠ることで認定から外されてしまうリスクがあります。

 

長期優良住宅の10の基準

長期優良住宅は高い品質基準が設けられていますが、その基準は戸建て住宅と共同住宅等で異なります。長期優良住宅の基準は、省エネルギーや耐震性、快適性などに関する項目に焦点を当てており、適切な住環境を提供することを目指しています。

■劣化対策

劣化対策では、住宅の構造躯体が長期間にわたって使用できることが求められます。構造の種類に応じた基準が存在し、新築や既存住宅に共通の基準として、劣化対策等級(構造躯体等)の等級3が必要です。また、劣化対策等級3に加えて、床下及び小屋裏の点検口を設置、床下空間に330mm以上の有効高さを確保することなども求められます。

■耐震性

耐震性の項目では、地震に耐え、損傷を最小限に抑えられる丈夫な建物であることが求められます。具体的には、木造の場合「耐震等級2以上」「大規模地震時の各階の安全限界変形の高さに対する割合が1/40以下」「免震建築物」のいずれかに該当していなければなりません。

■維持管理・更新の容易性

維持管理や更新の容易性では、耐用年数が比較的短い配管や内装・設備に対して、点検や清掃、補修、更新を容易に行えるよう措置が取られていることが求められます。具体的には、維持管理対策等級(専用配管)の最高等級である等級3でなければなりません。

コンクリート内に専用配管を埋設しないことや、地中に埋設した管の上にコンクリートを打たないことなど、さまざまな項目を満たす必要があります。

■省エネルギー性

省エネルギー性では、適切な断熱性能や省エネルギー性能が確保されていることが求められます。断熱等性能等級5、一次エネルギー消費量等級6に適合していることが条件です。

断熱等性能等級とは、外壁や窓からの熱損失を防止する性能のことです。たとえば等級3では熱損失などの一定程度の削減のための対策が講じられていることが求められますが、等級5ではより大きな削減のための対策がなされていなければなりません。

一次エネルギー消費量等級は、住宅が1年間のなかで消費するエネルギー量を指します。なお、長期優良住宅に求められる等級6は、2024年現在最高等級となっています。

■可変性

戸建て住宅への適用はありませんが、マンションなど共同住宅では可変性に関する措置が必要です。住民の生活様式の変化に柔軟に対応できるよう、間取りの変更が容易であることが求められます。

■バリアフリー性

こちらも共同住宅などへの適用のみとなりますが、将来のバリアフリー改修に備えて、共用の廊下などに十分なスペースが確保されていることが求められます。 バリアフリー性とは、高齢者や身体障がい者など、身体的な制約を持つ人々が快適に住めるよう設計されている状態を指します。

■居住環境

長期優良住宅の居住環境として、地域の美しい景観や居住環境の維持と向上に配慮されたものであることが要求されます。具体的には、地区計画や景観計画、関連する法規や建築基準に適合し、地域の街並みや景観と調和したデザインや構造を持つことが必要です。

■住戸面積

長期優良住宅の住戸面積には、良好な居住水準を確保するために必要な規模が必要です。一戸建ての住宅と共同住宅等では、最低限必要な面積基準が異なります。

一般的に戸建の場合、75㎡以上の面積が必要とされます。さらに、少なくともひとつの階の床面積は40m2以上でなくてはならず、また地域の所管行政庁が定める面積要件があればそちらも満たす必要があります。

■維持保全計画

維持保全計画では、将来の住宅の状態を見越して、定期的な点検や補修などに関する計画が策定されている必要があります。具体的には、住宅の構造耐力上主要な部分、雨水の浸入を防止する部分、給水や排水の設備などについて、定期的な点検や補修の計画を策定します。

少なくとも10年ごとに点検を実施し、地震や台風発生後に臨時の点検を実施することになります。

■災害配慮

災害配慮として、自然災害による被害を最小限に抑えるための配慮が求められます。災害が発生しやすい地域では、地域のリスクに応じて適切な措置を講じます。自治体や関係機関が定める指針に基づき、適切な対策を施すことが必要です。

 

長期優良住宅を建てる際の注意点

■工事着工前に申請を行う

長期優良住宅の建築を計画する際は、着工前に認定申請を行いましょう。着工前に申請を怠ったり、書類などに不備があったりすると、建物が完成しても認定を受けられない可能性があります。最悪の事態を避けるためには、経験豊富な長期優良住宅の専門家に依頼することが重要です。

■補助金や優遇制度を活用する

長期優良住宅は、さまざまな補助金や税制優遇制度を利用できます。代表的なものとして「住宅ローン控除」「子育てエコホーム支援事業」「戸建住宅ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)化等支援事業」が挙げられます。

■長期優良住宅の建築が得意なメーカーに依頼する

工務店やハウスメーカーを選ぶ際は、長期優良住宅への対応力を重視しましょう。施工に定評のある建築会社でも、長期優良住宅に特化していないケースもあります。

長期優良住宅の実績が多い建築会社であれば、豊富な経験と知識を活かして円滑に手続きを進めてくれます。

■長期優良住宅“仕様”だと補助金・税控除の対象外

長期優良住宅の基準をクリアしていても、公的に認定されていなければ「長期優良住宅“相当”の住宅」となります。

これでは、補助金や税控除、地震保険の割引は受けられないので注意してください。

■「認定長期優良住宅=最高グレードの住宅」ではない

長期優良住宅と聞くと、最高グレードの住宅をイメージする方も多いでしょう。

ところが、実は住宅性能表示制度において、長期優良住宅の耐震性能・省エネ性能は最高等級ではありません。

そのため、高い耐震性・省エネ性を求める場合は、長期優良住宅の基準をクリアするだけでは十分とは言い切れません。

  • 耐震性能:耐震等級2(以上)⇀最高等級 耐震等級3
  • 省エネ性能(断熱性能):断熱等級5(以上)⇀最高等級 断熱等級7

 

まとめ

長期優良住宅の建築には、さまざまなメリットとデメリットが存在します。メリットだけでなく、デメリットについても目を向けて、理想の住まいを手に入れましょう。

建築にかかる費用、補助金などの優遇制度の活用で得られる節税効果を把握し、費用全体で判断することが重要です。また、長期優良住宅の申請に慣れている建築会社に依頼することで、スムーズに手続きを進められます。

高性能住宅の建築を検討されている方は、ぜひお気軽に「STARHOMEの家」カタログ・資料をご請求ください。

GX志向型住宅はいいのか?

こんにちは。starhomeの野上です。

GX志向型住宅は、環境負荷の軽減と快適な暮らしを両立する持続可能な住宅モデルです。再生可能エネルギーの活用や高断熱・高気密設計を取り入れ、エネルギー効率の向上を図ることで、経済性と環境配慮を両立します。さらに、「子育てグリーン住宅支援事業」などの補助金制度を活用することで、初期費用の負担軽減や長期的なコスト削減が可能です。

 

GX志向型住宅とは?

GX志向型住宅は、「グリーントランスフォーメーション」の理念を取り入れた住宅のことです。この住宅モデルは、環境負荷を最小限に抑えながら、持続可能で快適な生活環境を提供することを目指しています。特に再生可能エネルギーの活用や高い省エネ性能を実現する設計が特徴です。また、GX志向型住宅は、脱炭素社会の実現に向けた温室効果ガスの削減に寄与するだけではありません。省エネ性能が高い住宅に住むことで、エネルギー価格高騰にも不安が減るなどの経済的なメリットももたらします。

  • 断熱性能の向上(断熱等性能等級6以上)
  • 再生可能エネルギーの積極的な活用(太陽光発電、蓄電池の設置)
  • 高度なエネルギーマネジメント(HEMSの導入)

GX志向型住宅の特徴

1,再生可能エネルギーの活用(太陽光発電、蓄電池システムなど)

GX志向型住宅は、使用するエネルギーの自給自足を可能にするために、再生可能エネルギー活用する住まいです。そのため、太陽光発電と蓄電池システムなどの導入が推奨されています。太陽光発電システムは、屋根に設置されたソーラーパネルで太陽光エネルギーを電力に変換。これにより、日中に家庭内で使用する電力をまかなうだけでなく、余剰電力を電力会社に売電することも可能です。また、HEMSの設置で発電量や消費電力量が視覚的に認知できるようになり、省エネ意識が高まるきっかけにもつながるようです。さらに、蓄電池システムを組み合わせることにより、発電した電力を効率的に蓄え、夜間や停電時にも使用できるようになります。電力の安定供給が可能になるので、災害時の備えとしても有効です。再生可能エネルギーの利用は、CO2排出量の削減にもつながります。

 

2,高断熱・高気密構造によるエネルギー効率向上

GX志向型住宅の特徴の一つである高断熱・高気密構造は、住宅全体のエネルギー効率の向上にもつながります。高断熱構造では、壁や天井、基礎に高性能断熱材を使用。外気温の影響を最小限に抑えることで、室内温度を一定に保ち、ヒートショックなどのリスクを低減させます。また、高気密構造により、住宅内部と外部の空気の出入りを制限し、エネルギーロスを抑制。これにより、冷暖房の効率が向上し、光熱費の削減にもつながるでしょう。さらに、高断熱・高気密性能を持つ住宅は、結露やそれに伴うカビの発生を防ぐため、建物の耐久性を高め、健康的な室内環境を実現します。この技術は、快適性と省エネ性の両立を可能にする重要な要素です。

3IoTを活用したスマートホーム機能

GX志向型住宅では、IoT技術を活用したスマートホーム機能を活用することで、さらに住宅性能や生活環境の向上を目指せます。この技術により、住宅内の各種設備やデバイスがインターネットを介して連携され、住まいの利便性やエネルギー効率が大幅に向上。たとえば、スマートフォンなどを使って照明、エアコン、カーテンなどを遠隔操作できるため、外出先からでも快適な室内環境を整えることが可能です。また、センサー技術を活用して、室温や湿度を自動で調整する機能や、電力使用量をリアルタイムでモニタリングし、無駄なエネルギー消費を防ぎます。さらに、セキュリティ面でもメリットが。玄関や窓の施錠状態を確認したり、防犯カメラ映像を外部からチェックしたりすることで、安全性や安心感が向上します。このようなスマートホーム機能は、エネルギー管理の効率化だけでなく、生活の快適性や安全性を高める点でも、GX志向型住宅を検討する際意識したいことです。

 

GX志向型住宅の基準

GX志向型住宅は、環境性能とエネルギー効率の向上に重点を置いた基準を持っています。その基準の目的は、主に省エネルギー、環境負荷の低減です。具体的な基準として、まず、断熱等性能等級「6以上」(6地域の場合はUA0.46以下)であること。次に、再生可能エネルギーの効果を含めずに、一次エネルギー消費量を省エネ基準より35%以上削減にする。最後に、再生可能エネルギーの効果を含めた一次エネルギー消費量の削減率を100%以上(寒冷地等に限っては75%以上)にすることです。省エネルギー性能として、断熱性や気密性を高めた設計が求められます。加えて、太陽光発電システムや蓄電池など、再生可能エネルギーの利用が推奨され、エネルギーの自給自足を実現。さらに、スマートホーム機能を採用し、IoT技術を活かしたエネルギー管理で、リアルタイムでのエネルギー使用量の最適化につながります。

  • 断熱等性能等級6以上(UA46 W/(㎡・K)以下)
  • 再生可能エネルギーを除く一次エネルギー消費量35%以上削減
  • 再生可能エネルギーを含む一次エネルギー消費量100%以上削減
  • 高度エネルギーマネジメント(HEMS)の導入

 

ZEH住宅の基準

ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)は、住まいのエネルギー効率を最大限に高め、再生可能エネルギーを利用することでエネルギー収支をゼロにする住宅です。具体的な基準として、まず強化外皮の性能基準があり、断熱等性能等級5以上を満たすことが求められます。断熱等性能等級5は、建物の外皮(屋根、壁、床、窓など)の断熱性能が省エネ基準よりは高く、冷暖房時のエネルギーロスを大幅に抑えることが可能です。また、ZEH住宅では一次エネルギーの消費される量を省エネ基準より20%以上削減することも基準となっています。そのためには、省エネルギー性能に優れた設備(高効率エアコン、LED照明、エコキュートなど)の導入や、建物の設計の工夫が必要です。これにより、使用するエネルギーを減らしながら快適な住環境を維持できるでしょう。さらに、再生可能エネルギーとして太陽光発電システムを導入し、家庭内で必要なエネルギーを家庭内で補います。

 

GX志向型住宅のメリットとデメリット

メリット

GX志向型住宅のメリットは、環境への負荷を減らし、持続可能な社会の実現に貢献できる点です。GX志向型住宅は省エネルギー性能に優れ、エネルギー消費を抑えることで光熱費を削減でき、長期にわたって経済的なメリットが。さらに、再生可能エネルギーを導入することにより、家庭のエネルギー自給率を高め、環境に優しい生活が可能になります。住み心地が良く、長期間快適に暮らせる家づくりを目指せるでしょう。これにより、家族全員が健康的で安心して過ごせる環境が整えられ、将来的な資産価値向上にも期待ができます。

  • 最大160万円の補助金を活用できる可能性
  • 光熱費を削減できる
  • 環境にやさしい
  • 健康的に暮らせる
  • 災害に強い家になる
  • 将来的な資産価値の向上

 

デメリット

GX志向型住宅には一部デメリットも。まず、初期投資が高くなりやすい傾向があることです。省エネルギー設備や再生可能エネルギー設備を導入するための費用は、通常の住宅よりも多くかかる場合があり、負担に感じることがあります。しかし、補助金を受けることで負担を減らせそうです。また、省エネ設備のメンテナンスコストも意識する必要があります。各設備の耐用年数から逆算して予算計画をしておくと安心です。さらに、災害危険区域など土地の場所によっては、対象とならない場合があるので注意が必要。GX志向型住宅の建築時は、住宅の立地や構造などの要件も考慮し、対応できる専門会社に相談しながら進めていきましょう。

  • 初期コストがかかりやすい
  • 太陽光パネルの設置が必要になるケースが多い
  • 住宅の立地によっては対象とならない場合もある
  • 設計・施工の難易度が高い

 

GX志向型住宅の建築を検討する際のポイント

GX志向型住宅を建築する場合、施工経験が豊富なハウスメーカーや工務店を選ぶことが重要です。GX住宅は高断熱・高気密設計や再生可能エネルギー設備の導入が必要となるため、従来の住宅とは異なる専門知識が求められます。

施工会社を選ぶ際のポイントとして、

  • GX住宅の施工実績が豊富か(過去の事例を確認)
  • ZEHや長期優良住宅の基準に対応しているか
  • 補助金制度に詳しく、申請サポートを行っているか

 

まとめ

GX志向型住宅は、環境負荷を減らし、持続可能な社会の実現を目指すための新たな選択肢です。省エネルギー性能に優れた家や再生可能エネルギーの活用などにより、経済的かつ快適な暮らしができます。スターホームでは、GX志向型住宅はもちろんデザイン性と機能性を両立させた家づくりをご提案しています。高性能な住宅の建築をお考えの方は、是非、スターホームへご相談ください。

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